そう言えば、と三人は続けた。




「万里の片思いの娘も見たぞ。」


「顔はちらっとしか見えなかったケド、背高くてモデルみたいな娘だったよなぁ~。」


「オマエ、あの娘とどーいう関係だ?ナニユエ、万里の恋を否定する?」





バレてナイらしいコトに内心ホッとしつつ、毅然と顎を聳やかした。





「うっせぇな。色々事情があんだよ。ともかく駄目なもんは駄目なんだ。」




三人がじぃっと俺を見詰め、こてっと首を傾げる。






「「「なんだろ。なんか、こう…喉に引っかかるカンジ…」」」





…バレてんのか?