はぁ~と溜息を吐いて机に突っ伏した。
ヤバイ、一目惚れた。
昨日俺が腹に食らったのは拳なんかじゃなくラブバズーカだ。
俺の心は天使によって木っ端微塵コになって、
そのコッパミジンコ細胞は天使LOVEのDNAを兼ね備えて
現在、ものすっごい勢いで細胞分裂、増殖中。
瞬く間に俺を征服した細胞に俺の心臓はきゅんきゅん締め付けられっぱなしで
苦しい。誰か助けて。
溺れもがく俺に万里は真剣な眼差しで言った。
「俺はお前の為を思ってあえて言ってやる。アイツだきゃ止めとけ。マジで。」
身内と友人が揃ってワイドショーに出る事になったらシャレになんねぇ・・・と、マジでシャレにならん呟きを続いてぼそっと洩らしていた。


