*** ***天音side*** 「ちょ、……も、ムリッ!」 程なくして辿り着いた公園で、俺は悲鳴を上げた。 殆ど全力疾走。 日々、サッカーで走りまわってる万里と写真部(しかもサボリまくり)の俺の基礎体力の違いを侮るなよ!? ついていけるわきゃねーって! 上がる息を整えて、ようやく顔を上げた。 「……でも、まぁ、助かった。さんきゅ。」 恥を晒さずにスミマシタ♪ やっぱ、万里は心友だよなっ。