俺の品定めを一頻りにして、オーダーをする事にした。
メニューを開いてきゃあきゃあと盛り上がる辺りはさすが女子。
「天音クンは何にすんだい?」
「あ、俺はフツーにコー「パフェよ!!」
千里ちゃんが力強く俺のセリフを遮った。
「パフェ!!女の子ならパフェなのよ!それ以外は受け付けないわ!」
……ぅぅん、ぱふぇかぁ。
別に甘いモノは嫌いじゃねぇケド、今そんなに食べたい心境でもない。
千里ちゃんのセリフに微妙な顔をしたのは三人で。
「それ、どこのルールなんだ。私はヤダよ。和スイーツが食べたい。」
「……私もパフェよりいちごタルトが良いな…なんて」
「てか、選択権もねーのかよっ。アンタってホント自分本位よねっ!!」
最後に吐き捨てた蘭子ちゃんのセリフに千里ちゃんも目を吊り上げ、二人の間で火花が散った。
あわわ……


