「えと・・・今日は意外と早かったのね、万里・・・」
千里ちゃんも想定外の事態だったのか、若干胡乱げにへらっと笑っていた。
永遠のような沈黙を経て
「・・・・千里・・・ちょっと・・・」
冷凍マグロが寝言のように呟いた。
千里ちゃんはちょっと俺を気にしながらも、部屋の外へ向かった。
「・・・な、・・・・だろ!」
「え・・・それは・・・うん・・・」
・・・・なんかしゃべってるよ。
とぎれとぎれで全貌は聞こえないケド、
『女装なんかする友達なんざ友達じゃねぇ!あんなヘンタイとは縁を切る!と言うワケでお前も関わるな!』
的な事を言っているんじゃないだろうか。


