浮き沈みの激しい小一時間。 千里ちゃんと膝を突き合わせる近距離で向きあいになって、 ぷっちんぷっちん眉毛を引っこ抜く (ちょっと痛いけど) 嫌悪される様子もなく肌に触れる指に、内心へらへらと浮かれ調子で落ちついた。 ・・・・・ところだったが。 ダダダダダッ!!!! いきなり階段を駆け上がる足音がした。 ・・・・なに? てか、俺、やばくネ!?