とにもかくにも千里ちゃんは男という存在が気に入らないらしい。
女の子と恋愛する気はナイが、傍に置くならムサクルシイ男より断然女の子!
だって、華やかでカワイらしいしイイ匂いするじゃな~い♪て。
・・・まぁ、その辺りは同感。
だからって、ねぇ・・・はぁ。
茫然と突っ立っている俺を千里ちゃんがぐいっと引っ張った。
「ちょっとこっち来て!眉毛整えましょ♪」
NO-―――ッ!
未開拓の地はワイルドな男のロマンだぜ!?
さくさく開拓しないでーっ。
・・・でも
さっきまでの鼻筋の皺はどこへやら
惜しげもなく向けられる千里ちゃんの笑顔に反骨精神はあっけなく削がれる。
明らか状況は男女の、ってより花盛りなガールズワールドですけど
こんな風に警戒心もなく接してもらえるなら
・・・・イイかな。
いや、マヂなトコロ、ウレシイっす!
(≧∀≦)ゞ
やっぱ俺、喜んで悪魔、もとい、天使に魂売り渡すヨ♪


