たれかれ


私は天音の手を掴み再度しゅしゅで纏め上げた。



「……あの、ナニヲ?」



恐る恐ると問う天音に私は毅然と言い放った。





「約束通り、アンタには二度とキスさせてやんない!」


「えぇ~っ!!!」


「その代わり!!私がしてやるわっ!」


「え゛っ……て、ちょ、待っ……!!」





四の五のウルサイ天音に飛びつくと、その勢いで後ろに倒れた。






「ん゛ん―――――っ!」






塞いだ口からなんか絶叫のような声が聞こえたケド、知らない。



だって天音不足だもん。