たれかれ





「ままま真琴っ、と蘭子―っ!」



何故かそこには真琴と蘭子がいて、にやにやと笑っていた。




「うん?駐車場掃除簡単に終わったからさ、コッチ手伝って来いって言われてね。」




てか、聞かれたし!!

蘭子がニヤニヤと私を見下ろす。




「ったく素直じゃないわね~。気になるならなるって正直に言えばいいじゃない。」


「べ、別に気にしてなんかナイわよっ!」


「ツンデレもイイケド、あんまし意地っぱリが過ぎると、誰かに取られちゃうかもよ?」


「ツンデレじゃないっ!それに、あんなヤツ取りたきゃ取ってけばいいわ。彼氏なんかじゃないんだから―――」






その時ジャージに突っ込んでいた携帯が震えた。




「「「天音くん?」」」




にやっと笑う三人。



あーもぉーっ!!///