ビー玉と、君と。




あゆみにそのビー玉を見せたら、

また会えるよって言ってくれた。

私は、きっとまだ、

みずきくんのことが、

好き。

今は、どこにいるのか、

知らない。

また、

あの透明な笑顔に、

会いたい。



帰り道。

あゆみと別れて、

もうすぐ家につく道を歩いた。

「……??」

私の家の隣に、

引っ越しのトラックが停まっていた。

そこは、

前に、みずきくんが

住んでいた場所。

誰が来たんだろう……??

その日は、

それくらいにしか思わなかった。





次の日。

あゆみと一緒に登校した。

毎日変わらないこと。

「菜乃、知ってる?

 今日、転校生が来るんだって!!」

あゆみが目を輝かせていた。

「それがすごいんだよ!

転入試験で満点だったんだって!

しかもすごいイケメンらしい…」

「え~、そうなんだ、

楽しみだね♪」

頭よくって、しかもイケメンかぁ……

その時は、

思いもしなかったんだーー。