座敷わらしとわたし



「じゃあ始めようか」

そう言って蓮華先輩は持っていたラベンダー色のリュックの中から、長いロープと、上の方に小さな穴が開いていて、そこに紐が通されたかまぼこ板を六枚取り出した。

そしてそのかまぼこ板を一人につき一枚ずつ私達に差し出して言った。

「これに名前を書いて頂戴。」

私達が怪訝に思いながらかまぼこ板に名前を書いている間、座敷わらしは海岸でずっと遊んでいた。