座敷わらしとわたし


そしてその人は意気揚々に説明をし始めた。

「まず、このクラブは名前の通りオカルトを研究して、楽しんだり語り合ったりする部活です。でも今は見ての通り…」

蓮華先輩は教室を見回しながら言った。

「…人が居ません。だからもう部活での行動は、校則にそむかない限り、自由にしていいです。」

座敷わらしは校則において持ち込み可能なのかは勿論分からないが、とりあえず私達は頷いた。

「次に文化祭についてですが…出し物は参加してもしなくてもいいです。参加する場合はご自由に何かしてください。」