翌日。


いつものように登校した私は、美月からあることを聞いた。

「オカルト研究部が、廃部寸前らしい。」

美月はとっても嬉しそうだった。

「今の高校の先輩が受験だからちょっと早く引退して、部員が一人になってしまうんだ。」

私の学校は中高一貫なので高校生と中学生が一緒になっているクラブは結構ある。

それでも廃部寸前ということは、その部活はとても人気がないのだろう。

「そ!こ!で!私達が入ってあげて、部活をなんとか廃部にならないようにしてあげるんだ!で、そこでこっそり座敷わらしの面倒もみてあげれば…一石二鳥じゃない?」

クラブに入るのは別に嫌ではない。が、しかし…

「私達って、健も入れて?」
「勿論だ。」

健は運動部があるのでは…?

「はいればいいのよ入ればっ」

美月は相当ノリノリなようで、まわりが見えてなかった。
こうなると、もうどうしようもない。