私はお茶を、キャップをくるくる回し開いて、飲み口を口に当て飲んだ。 冷たい液体が熱い喉を滑り落ちていく感覚が心地よかった。 私が飲みおわるのを見計らって、美月は口を開いた。 「どういう経緯であのこと知り合ったの?」 さっきの顔から変わって、今度私はいよいよ刑場に入った罪人のような顔になった。 「昨日のことなんだけどー」 私は出来るだけ詳しく現実的にそのことを話した。