「・・・大丈夫」



平常心をよそおっても
震えが止まらない


シュン君のこと
めちゃくちゃ好きなのに


怖くて、怖くて


身体に力が入る。




「無理すんなって
セイラ、ゴメンな」




「違うよ
シュン君は悪くないもん

私が・・・ゴメンネ・・・」



私を優しく抱きしめ



「セイラがいいよって
言ってくれるまで待つからよ」



シュン君・・・


涙が溢れてしまった。



「シュン君・・・
1年でも待ってくれるの?」




「待つよ
セイラがいいよって
言ってくれるまでな」




「グッスン・・・
ありがとう」



シュン君


いつも自分のことより


私のこと一番に


考えてくれて


ありがとう、シュン君。