シュン君の
部屋のドアを開けて中に


まだカーテンが閉まっていて
薄暗い部屋。



シュン君が寝てる
ベッドのほ~に

目をやる





えっ!!??




なにこれ!!??




何で!!??





ウソ・・・だよ・・・・ね?




何でっ!!



何でシュン君



女の人と裸で寝てるの・・・

抱き合うように
寄り添っている・・・




「・・・シュン君
ウソだよね

何で・・・何でよっ!!」




寝てる女の人は
私の声で

目を覚まし
私を見てる




裏切られたの・・・?




「セイラっ!!

お前、昼に来るって・・・」




慌てて起き上がるシュン君





「最低っ!!」




部屋を飛び出し

シュン君の家を出た。




信じてた



信じてたのに




ウソだよね・・・





「・・・グッスン・・・グッスン・・・
グッスン・・・グッスン・・・」





携帯に何度もシュン君から
掛かってくる。


私は電源を切った。





私のこと



愛してるって言ったくせに


ず~っと一緒だって言ったくせに


あんなに愛し合ったのに・・・



シュン君のウソつき!!


ウソつき・・・