変わらない想い


3月に入り

私は授業をサボり
シュン君と中庭にいた。


この場所は

私がシュン君から
告白された大スキな中庭。



「シュン君、ここで
私に告ったんだよね

本当に嬉しかったんだよ」



シュン君を見る



「オレ、緊張しすぎて
何言ったか覚えてね~し」




「私は覚えてるよ
絶対忘れないもん」



シュン君は照れて下を向いた。

下を向いたまま



「オレさぁ~
頭ん中はいつもよ
セイラのことばっか考えて

オレ、セイラじゃね~と無理

セイラじゃね~と
オレの心は癒されね~し

セイラじゃね~と
オレの心は
トキメかね~から」




「シュン君
私も一緒だから・・・」




大事な思い出の場所で

キスを交わした。