変わらない想い


2月の半ば

シュン君達は
滑り止めの高校を受験。



もうすぐ

シュン君達の卒業式と
合格発表の日。



シュン君が卒業したら



私・・・




考えるだけで不安だった。


卒業式まで
1ヶ月もなかった。


シュン君達三人は
受験の為に戻した黒い髪に

また明るめのカラーを入れて

相変わらず悪いことばっか


廊下でタバコ吸ってるし
CDプレーヤーの音量を上げ
授業妨害していた。



私もマリも
学校では少しでも長く

シュン君、マサヤの側で
過ごしていた。




「シュン君が卒業したら
私、淋しいよ・・・」



「オレだって一緒だよ」



シュン君は
私の髪を撫でる



「シュン君が
高校に行っても・・・
シュン君は、ず~っと
私の彼氏だよね?」




「当たり前だろ
セイラは、ず~っと
オレだけの女だからな」



シュン君の腕を
抱き寄せ



「うん」



涙が溢れそうに・・・


シュン君と一緒に
学校で過ごすのも


あと少し・・・