変わらない想い


トモキ君が



「セイラ、食っていいか?」



「いいよ」



ラッピングを
強引に開けチョコを出し

口にほうばり



「あまっ!!
飲み物くれ、早く!」



アヤカ先輩が
トモキ君にお茶を渡す。



「セイラ!
シンプルすぎんだろ~が

工夫しろって
中にアーモンドとかよ~
100%チョコやし!」




「いいじゃん、気にせず
どうぞ食べて」




「セイラ
オレも食っていいか?」




「ダメ!!
中に手紙入れてるから
あとでこっそり見て」




シュン君のチョコも
シンプルだし・・・

皆に手紙見られたら
恥ずかしいから。




「分かったよ
家に帰ってチョコ開けるな

セイラ、5限目サボろ~
外寒いから保健室行こう」




トモキ君と目が合い


トモキ君と
保健室のベッドに
一緒にいたことを

思い出してしまい


ドキドキしてしまった。