「・・・トモキ君
私を置き去りにして
信じられないんだけど・・・グッスン
外、真っ暗なんだよ・・・グッスン」
「わり~
てかよ~お前が
チャリの後に乗らね~からだろ」
私が悪いわけ?
「・・・狼が鳴いてた」
「あぃ!?何言ってんだ
野良犬だろ~が」
「ふんだ!さむ~い
トモキ君、鼻水出てるし」
鼻の頭、真っ赤だよ
「マジさむっ!
セイラ、ティッシュ」
バッグの中身も
確認せず
「・・・持ってないよ」
「はぁ?お前な~
女ならティッシュぐらいな
用意しとくんじゃね~のか」
「今日は・・・
たまたま忘れちゃった」
てかいつものことなんだけどね・・・
「ウソつけ!ハンカチは?」
「ハンカチは
持ってるけどかさないよ」
「何で?」
「鼻水拭くんでしょ!」
「ばれた?」
バレバレなんだけど!
トモキ君が
私の頭を撫で
「今日の事は忘れろ
イヤな思いさせて
悪かった・・・」
忘れろって
そんな簡単に・・・
何でキスしたの?
私のことスキなの?
複雑な心境なんだよ・・・

