「…ゴメン」

「何を考えてるか、

当てようか?」


「?!」


「オレとエッチしたのか?だろ?」


「う・・・」


「酔っぱらってる茉緒を

抱けるわけないだろ?」


「…ウソ」

・・・ちょっと驚き。

「ホントだよ。

フェロモンバンバン出しまくりで、

理性を保つのに必死だったよ」

・・・

そう言って笑う類。

・・・

意外と、紳士なのね。

「じゃあ、なんで、

私んちじゃなくて、

類の家に連れてきたの?」


「鍵が見当たらなかったんだよ。

ここに寝かせて初めて、

ここにつけてるのが分かった」

そう言って私の胸元を指差した。