・・・

おいおい、

ちょっと飲みすぎじゃないか?

・・・

かなり酔いが回ってきたのか、

ホッペが赤い茉緒。

・・・

「茉緒、そろそろ帰ろう?」

オレの問いかけに、

半分目の座った茉緒が、

喋り始めた。

・・・

「おい、類!」

「なんですか?」

「あんな綺麗な彼女がいるくせに、

何で私を誘惑するのよ?」


「彩音は彼女じゃありませんよ」


「ウソつけ!

同棲までしちゃって・・・

綺麗で優しい彩音さん、

泣かせたら許さないから!」


「だ・か・ら!

彩音は違うって言ってるだろ?」


呆れ気味に返すオレ。