「ゴメン・・・」

それだけしか言えなくて、

私はそのまま会場に入り、

その会場も通り過ぎ、

ロビーの椅子に腰かけた。

・・・

なんで、

拒否したの?

・・・

私が付き合うって言ったんだよ?

・・・

圭吾なら、

私を幸せにしてくれるって思ったから、

・・・

それなのに、

圭吾からのキスが・・・

凄くイヤだった・・・

・・・

その時、

思い浮かんだ顔が、

なぜ、

類だったのか・・・

・・・

この時の自分の気持ちに、

気づくことができなかった・・・