恋愛レッスン~部下の甘い囁き~

「それは、それは・・・」

・・・

私を挟んで、

何やら雲行きが怪しくなってきた。

「茉緒は渡しませんから」


「上司を呼び捨てとは

いい度胸だな?」


「恋愛に、上下関係は関係ないでしょう?」


「そうだな」



「ちょ、ちょっと、二人とも?」



なんとかその場を収めようと、

声をかけた。


「宣戦布告、大いに結構。

茉緒がオレを選ぶか、新人を選ぶか。

この先が楽しみだな」


圭吾は捨て台詞をはいて、

部屋を出ていってしまった・・・


「・・・類」

「と言う事なので、

どちらか選んでくださいね?」

と、涼しい顔で言い放った類。