恋愛レッスン~部下の甘い囁き~

「まだいたの?」

「仕事が山のようにありまして、

まだ帰れないんです」

「そんなに仕事頼まれたの?」


「雑用ばっかですけどね・・・」


・・・急に黙った類。

そんなに見つめないでよ。

「その体勢、きつくないですか?」


…上向きっぱなしだから、

かなりキツイ・・・


「…キツイ」

私の言葉にクスッと笑った類は、

私の椅子をくるっと、

自分の方に向けた。


「ありがとう、助かっ?!」

・・・何してんの?

「茉緒の体、やっぱり細い」

私を抱きしめたまま、

そう言った類。

「何勝手に抱きついて・・」

「黙ってください・・・

もう少しこのまま・・・」