口をはいて、

ドアノブに手を置いた私を、

類は強引に抱き寄せた。

・・・

「今日も、愛してる」

そう言って私にキスをした。

・・・

私は真っ赤になり、

少し怒って見せた。

「遅刻しちゃうでしょ?」

・・・

「はいはい。

いってらっしゃい」

ドアを閉めながら、




「類」



「なんですか?」



「私も愛してるよ!」


?!!

真っ赤になった類を見て、

満足した私は、

駅まで走って行く羽目に・・・