そんな私を見た類は、

クスッと笑って、

私の唇に、

チュッとキスをした。


「も、もう!」


「さ、充電できたから、起きようっと」

真っ赤な顔の私は、

置き去りにされて、

固まってしまう。

・・・

ふと目に留まった目覚まし時計に

目をやると、

・・・やばい!

遅刻しちゃう。

・・・

私は急いでベッドから出ると、

類に声をかける。

「ご飯食べたら、

ながしにつけててね?」


「了解、もうご出勤?」

のんびり答える類に対し、

慌ただしく答える私。

「うん、部長が、

早く行かないと、まずいでしょ?」

「まじめだな」