新たな世界にでた時声がした
『やがて出会うだろう。自分の命がくちても守りたい愛しい物が。ひたすら進め。きれいな景色、優しい友に出会えるだろう』
その時は分からなかった。この響いてくる声の意味が…
『空がきれいだ。洞窟の中にいた頃は目標であった場所にたっていてあの時はちいさな穴からしか見えなかった空がどこまでも続いている。俺は俺の快楽のためにまた屍を狩ってやる!』
獣の力を開放し始めた。
今私にできることはただ一つ。
前に出続けることだ
走りつづけた。すべてを振り切った。
しばらく走りつづけた途中戦士たちをみた。
血を流しあっていた。
『俺も混ぜろよ!』
戦場を舞った。
その姿は美しくきらめいていた。
敵も味方もない。
ただひたすら目の前に見える奴を狩った
『弱い…弱い‥弱い!骨のある奴はいないのか?』
その軍勢たちはみな私の強さにおびえ逃げていった。
逃げる奴には興味はない。そして始めてみた。洞窟にいた時代。敵はみな生きるため必死に向かってきた。腕が避けようが足が使えなろうが命朽ち果てるまで戦っていた。
『だらしがない。信じられんな』
私は悲しい顔をしながらそう言った
その直後何か恐ろしい力を感じた