通り過ぎる人にいちいちぶつかりそうになりながら、道のりに途切れることなく立ち並ぶ洒落た店に心を躍らせたりして、僕らはハシャいでいた。 アイスを食べたり 透子の試着ファッションショーに付き合ったり 変な形の帽子とかウケ狙いの眼鏡を付けてお互いを笑いあったり そう 僕らは、笑っていた。 何気ない日々を過ごす16歳の顔をして。