それは理科の授業中。 みんなプリントをやっていた。 理科が大っっ嫌いな私は、 こんなんわかんねぇーよ! と思いながら隣の佑真を見た。 うわ、佑真のくせに終わってる!! 私は、佑真の机の上にあるプリントを凝視した。 「ん。」 「え、あ、ありがと」 プリントを凝視していた私に気づいた佑真がパッとプリントを差し出した。