青龍の鎮魂歌





え?

なにそれ?




「急にどーしたの?」


『何でもねーよ。まぁとにかく外行くなよ!じゃーな!』




電話が切れて、ツー、ツー、ツーっと受話器が鳴る。





よくわかんないけど、一方的な充って珍しい。



でも今日はあんなこともあったし、よくわかんないけど、充の言う通りにしておこう。




今日は隼人の命日だったのにな…


お墓参りの帰りにあんなことってないよ。
 

 

私はその場に座り込んで、しばらく動かなかった。