結局あんた、いつうちに惚れるわけ?


「うっわー・・・・すんません。うち、ナルシストとかまじむりなんで。・・・・ちょっと!!降ろしてよぉ!!」

ナルシスト無理っていった瞬間、ちょっと高くあげられてびっくりぃ!みたいな?



「てか、いつまでお姫様だっこしてるのさ?」


「え?俺の気がすむまで・・・・だろ?」


え、なにその当たり前だろ?って言う顔。
むかつくわー・・・・・


「お前は何様じゃい。」

「俺様じゃい・・・ってなにこれっふはっ・・・・」


よく笑う奴だこと。
俺様になったり、ナルシストになったり、笑い上戸になったり・・?


「お前さんは何者なんだ?・・・よくわからぬ。」


「まあ、そのうちわかんだろ。またあうよ。・・てか、覚えてねーのか・・・?」



ふーん・・・?最後は何言ってるかわからんかったけど・・・・・



まあいいや。



「助けてくれたのは感謝するわ。ありがと。」


「おー。」


そういうと、謎の綺麗な男はうちをそっとおろしてくれた。


「んじゃ、あんたが言うにはまた会えるらしいし?またね?」


「おー、んじゃな。」



最後に見た謎の男がうちを見る顔がなんだか寂しげで、少し後ろ髪が引かれる思いで屋上を去った・・・・・・