「たくもー・・・柚、その妄想ぐせやめなさいよ!!」


うう・・・またこのセリフだよ・・・
毎日毎日聞き飽きたよ・・はぁ・・・・




「あんたは、黙ってればお人形みたいに可愛らしいのにぃー・・・」

「まぁたまたそんなこと言って・・・うちがお人形なんてこの顔を10年見てからいえっ!!」

「いやいや、14年ちょっとみてるし。見飽きてるし。」

「ですよね・・・うちも美菜の、そのモデルみたいに美しい顔とか見飽きてますけども?」


「はいはい。で、その王子様とやらがなんだって?」



そうなんです!
今うちが美菜に説教されてる理由はね?

うちが、理想のタイプについて語ってたからなんだよ。

まあ、いつものことだからなー・・・・





「だって王子様がいいでしょう?初彼だもん!!」


「だからさー?王子様なんてそうそういないっての。」


「いるし!ぜぇったいいるし!!」


「へえ?じゃあみたことあるの?」


うっ・・・

「それ言われちゃおしまいですぜ、姉さん!」

「誰が姉さんよ・・・はぁ。とりあえずね、そんな夢みたいなこと言ってないで、毎日告白されてるんだしそのなかから一番よさそうなのと付き合いなさいよ!!」


「そうゆうわけには・・・・」

「今は王子様なんて言ってらんないでしょうが。」




うちらがぎゃーぎゃー騒いでると・・・・・