「賢治さん?」




「華…俺は……」



言葉を続けない賢治を見上げると右手で顎を持たれ唇が重なった



えっ…



一瞬の触れるだけのキス



「賢治さ…」


賢治を見上げようとするとキツク抱きしめられた



「もし、これから何があっても俺を信じて…

ずっと側に居て…」



初めて聞いた賢治の弱々しい言葉に嬉しくもあり何故か違和感を感じた


「はい…」





初めてのキスはコーヒーの味の切ないキスでした