ランチを終え自分の席に戻るとパソコンに一通のメールが届いていた


送信者は賢治の秘書、西野沙耶だった


えっ…


何で?



結婚の事は誰も知らない筈なのに…




震える手を押さえながらメールを開いた



『お話したい事があるので本日18時、会社近くのカフェでお会い出来ないでしょうか』


業務的な文字が並んでいた



この人…


結婚の事知ってるんだ