驚きのあまり家までどうやって帰ってきたのかすら覚えていない


「結婚かぁ…」


化粧を落としながら鏡の前の自分に呟く



成瀬と結婚すればきっと幸せになれるだろう…


きっと大切にしてくれるだろう



何の不安もない筈なのに

嬉しい筈なのに

どこか自分を客観視している



ふと、鏡の中の自分の胸元のネックレスに目をやる



もう、いい加減はずさないとな…