…………行かずにはいられなかった。 「…白崎、」 恋は駆け引きだというけど、あたしには無理だよ。 だって、 今、 白崎はあたしをこんな天気のまま待ってる。 ドアを開けると、白崎は驚いたようにあたしをみた。 傘をさしながら少しだけ濡れたコートと少しだけ赤くなっている傘を持つ手。 堪えきれずにそのまま白崎に抱きついた。