白崎は部屋に入るとミニテーブルにおぼんを置き、あたしの前に座った。





「明るいお母さんなんだな?」



スッとメガネをはずした白崎の目は優しくて。




また簡単にあたしの心を掴んでく。



「…ごめんね?お母さんが無理矢理…」



「俺、迷惑?」



「そんなわけない!」




…恥ずかしくて死にそう。
でも、そばにいられる時間が増えて嬉しかったから。




つい、必死になっちゃったのかな?




「…良かった。」



「…え、」



「俺、もう少し一緒にいたかったから。」




白崎って天才だよ。
あたしが言われたら嬉しい事、全部知ってる。