秘密な花嫁~旦那様は秘書!?~

近くにあったスマホを手に取って時間を確認すると、まだ眠ってから2時間しかたっていなかった。


「やっぱり、いないよね」


2時間前まで隣にいたライアンは、もうここにはいない。


あんな風に早く一緒に暮らそうって言ってるライアンだけど、私が眠ったあとはこうして家を出て行く。


自分からまだ一緒に暮らせないと言っているのに、こういうとき必ず寂しい気持ちになってしまう。


「ダメだな、私」


寂しい気持ちを抑えるように頭から布団を被り、ギュッと目をづぶった。


「んっ……」


次に目が覚めたのは、いつも起きる時間の6時半。


ゆっくりと体を起こしていると、寝室のドアが静かに開いた。


「起きたのか、美亜」


「ライアン」


部屋に入ってきたのは、すでに仕事に行く格好をしたライアンだった。


「おはよう。今日は一人で起きれたんだな」


ベッドに座ったライアンが、私をそっと引き寄せ額にキスをする。