SoUnD~僕らの世界~


「怖いよな。わかるな。今までのこの関係も壊したくねぇし、でも気になるし?」


「・・・直登ならそれでも聞くか?」



「俺かぁ~」


椅子の背もたれに体重をかけて後ろに傾いていく直登。


いいバランス感覚してんだな、と思ってた矢先のこと。



「なぁに男二人で朝から話してんのよっ」


「うぁっ!!?」

「あ」


ガンッ―――ッ



その音は教室中に響き渡り、朝から直登は注目の的となった。


「ごめん、直登っ」

「さなぁぁぁ。」


コテッ、と床に倒れこんでしまった直登。


周りのやつらはそれを見て大爆笑の真っ最中。

俺もその一人なのだが。


でも、さっきの会話が途中で途切れたのはちょっと痛いな。



その後は担任が入って来てショートホームルームから一日が始まった。



昼休み、また直登に声をかけられたけど残念ながら俺は紗奈と・・・。



「俺も一緒に食うし!」


「んあ?あ、そっかそっか。」


そうだよな、そうだよ。



これからは極力俺と紗奈の二人っきりってのは避けた方がいいんだろうな。


今日から新しい昼食スタイルで、俺と紗奈と直登は三人で楽しく会話をしながら弁当を食った。



結局、直登とまともに話せたのは部活が終わった後だった。