SoUnD~僕らの世界~


いつもの月曜なら放課後が楽しみで時間の流れが早いってのに。



週の始めから最悪だな。




一時間、また一時間、とゆっくりと時間が流れて行った。


火曜日は仕方ねぇよ?


俺もそこはわかってる。



でも今日は月曜日だっての〜!




「俺の月曜日〜!」


「雅が話聞いておけばいいんだよ。そうすれば少しは心の準備くらいはできたんじゃないの?」



「んなこと知らねぇし。はぁ。今日あいつ置いて帰るかな・・・。でもな・・・。」


今は昼休み。


飯食ってるときでさえ萎えまくってる俺。



飯、うまいはずなのにうまくねぇ・・・。


俺はカバンに、なんとかたいらげた弁当箱をしまう。



そのとき、あのタオルがまた俺の視界に入った。


当たり前だけどさ。



「汗臭ぇかな・・・」


「え?なに、雅。」



「あ、いや。このタオル。俺のじゃねぇからそんな心配してんだけどな。」

「雅のにしては可愛いもんね。・・・誰の?」



「あぁ、名前聞いてねぇけど、バスで会った女の人の。」


「へぇ・・・」



明日会えるかな。


もし会えなかったら、コレどうしたらいいんだ!?