SoUnD~僕らの世界~


「来た来た!」


「おう。待たせた。」



それから俺たちは四人そろってカラオケ屋へ向かった。


集合場所から、徒歩数分行ったところに目的のカラオケ屋はあった。



俺が行くと思っていたいつものカラオケ屋とはまた違うところで、少し違和感があった。



「ここ、今日はサービスディで部屋料金が半額なんだ。」


どうやらここを見つけたのは直登のようで、ご機嫌な直登は着々と手続きを済ませていってくれた。



部屋に入ると、それからは直登のカラオケ自慢炸裂。



こんな事だろうと思ってたけどな。


カラオケと言えば、まずは直登の喉が死にそうになるまで歌い続ける恒例行事が待っている。



張り切って歌うは良いけど、一番最初に潰れるのはこいつ。


今日も結局、一時間は直登の歌を聞いていた訳だ。



その間俺たちは飲み物を頼んで、直登の曲を聞きながら、陵が持ってきたトランプのババ抜き大会。



ここで弱くていつも負けるのが紗奈。



五戦くらいやっても、そのうちの三敗は紗奈。


しまいにはテンションが下がり過ぎて、泣きそうになる。


そんな紗奈を喉が死にかけの直登が慰める。



声が死んでるから、これが紗奈のテンションを復活させるんだ。



「ばっかね。そろそろ休んだら?雅、歌う?」


いつもこうやって交代になる。



そんな感じで、時間は流れて行き・・・。



「そろそろ帰るか。明日学校だしな。」