「嫌じゃないの!・・・一緒にいたいのは私もだけど。」
「だったら、これでいいんだよ。」
未那の肩を寄せてギュッと抱きしめた。
一緒にいたいなら、一緒に入れるときに一緒にいたらいいんだ。
同じ気持ちなら、なおさらな。
「・・・あ、でも俺着替えとかねぇや。」
「あ、そういえば。」
この時間に店が開いてるわけねぇし・・・。
急に決めたことだし、仕方ねぇか。
「まぁ、いいか。風呂だけ貸して?」
「あ、うん。服、大丈夫?」
「多分な。」
その時、俺のケータイが震えた。
「誰だ?」
それは着信を知らせるもので、相手は、一輝。
「一輝?」
何の用なのかしらねぇけど、一応出ることに。
「もしもし。」
『あ、兄貴。母さんに言ったけどさ、着替えとかいらねぇのかって。』
「どこのスパイだ。」
『は!?すっぱい?』
「アホ。で、何。着替え持って来てくれんの?」
『アホは余計。母さんが持って行けっていうから仕方なくな。』


