「・・・待つ?」
「そう。待っててあげる。」
食器を片付け終えた未那が、俺の傍に寄ってくる。
俺は、何を待っててくれるのかわからず、頭の上をいくつものハテナがとんでいる状態。
そんな俺をよそに、未那は俺の隣に座り、意地悪っぽく言った。
「わかってないんだ?」
「何がだよ。」
「さっきの言葉に、軽く返事してあげてるのに?」
「返事?」
さっきの言葉って・・・どの言葉だよ。
余計にハテナが増える中、未那が「はぁっ」と小さくため息をついた。
そんな、ため息つかれるようなことなのか?
「だからね?」
そして、改まった様子で、俺に告げた。
「いいお嫁さんになってあげるってこと。」
「・・・は?」
「それまで、たくさん勉強して待ってるから。お菓子もレパートリー増やそうと思うし、お料理ももっとね。」
「ちょ、ちょっと待って?」
「何を?」
話が全くつかめていない、訳ではないけど、でも、この俺の考えは、合ってるのか・・・?
「未那、それって・・・」
「雅が大学をちゃんと卒業して、お職に就くまで待っててあげるって言ってるの。」
「だから!それって!」


