「雅、私のうちで夕ご飯食べていく?」
「え、まじ?」
「うん、昨日ごちそうになったから。」
「いや、俺はどっちにしろごちそうになった身なんだけど。」
「でも、今日は私一人で雅のために作るから。」
「・・・じゃぁ、食ってく。」
それから数分、未那の家について俺は初めて未那の家に上がった。
海外に行く前から家は変わってないらしい。
「お邪魔します。」
「どうぞっ。」
中に入ると、そこは未那のイメージに合った部屋のスタイルになっていた。
白を基調とした部屋で、所々ピンクの家具があったり、お菓子や料理の本がぎっしり並べられている本棚などもあった。
「適当に座ってて。パパッと作るから。」
「あ、あぁ。何かあったら、手伝う。」
「雅、料理できるの?」
「・・・そこは。」
言ってはみたものの、もちろんできるわけなく、俺はソファーに座っていた。
「できたよー。」
一時間くらい経っただろうか。
その間俺は、何をするでもなく、ケータイをいじっては未那の様子を少し気にしてみたりで、時間を過ごした。
「未那さん特製、パラパラチャーハン。それから、卵スープ。」
「おぉ、うまそう。」
未那が作ってくれたのは、チャーハンとスープ。
チャーハンは、見るからにパラパラで店で出されるものとそっくりだ。
スープも洒落た皿に注がれて、見た目からしてうまそう。
「どうぞ。」


