母さんは表情をガラっと変えて「可愛らしいわねっ」と言った。
「あ、母さん。未那、こうみえて俺の四つ上だから。」
「・・・え?あ、高校生じゃないの?」
「はい。専門生で、もうすぐ卒業です。」
「あ、そうなの。てっきり雅と同じ同級生なのかと思ったわ。」
「いえ、おばさんですよ。」
「まぁ、それなら私は…」
と、ついには母さんと未那の会話に花が咲いてしまった。
その後、二人はうち解けて、ずっと話をしていた。
未那も一緒に料理の手伝いを始めたほど。
その間俺は、一輝とソファーで・・・お暇をいただいていた訳だ。
「未那さん、すげーきれいじゃん。思ってた以上だな。」
「一輝には雪ちゃんがいるだろ。」
「雪以上に可愛い子はいねぇよ!」
「言ってることが矛盾してるだろ。」
「いや、可愛いときれいは違ぇよ。」
ピンポーン―――
そんなとき、来客を知らせるインターホンが鳴った。
今日は客が多いな・・・。
そんなに大学合格が大変なことか?
高校受験のとき以上に賑やかだろ。
「あ、多分雪だ。」
「は!?」
・・・そういうことですか。


