「・・・未那。」
二年ぶりに会った未那は、あの頃よりも大人びて見えた。
「ひさし、ぶり、まさっ。」
まだ息が整っていない未那。
外見は変わった。
もうすぐ専門学校を出て、社会人として働くんだもんな。
大人な女性だ。
でも、俺の記憶の中の未那も、そこにはいた。
「雅、大きくなった?」
「あのな、二年で身長が伸びないとでも?」
「ふふっ、そうだよね。」
未那のこの声と笑顔は、なんら変わりない。
未那は、未那なんだ。
「でも、私には変わってないように見える。」
「そう言う未那だって、変わってねぇよ。」
「・・・ありがとっ。」
お互い変わってないんだよな、きっと。
それなら、俺は・・・もう一つ確かめたい。
「あ、雅、荷物・・・。」
「あ、その、お遣い?」
「高校生でもお遣い行くんだっ、えらいね。」
「もう大学行くこと決まったけどな。」
それを聞いて、未那の目がパチパチと瞬きをした。


