『さてと。じゃぁそろそろ、帰るかな。未那は、雅くんに会いに行くんだろ?って、高校ってまだ終わってねぇのかな。』
ファミレスから出ようと準備を始めた俺に『いや』と小さく呟く未那。
俺の頭の上にハテナがたくさん飛びまくってる。
『いや』って、なんだ?
『未那?』
『私、海外には行くの。』
『は!?』
思わず叫んでしまうほど衝撃を受けた俺は、とにかくもうう一度椅子に座った。
『どういうことだ!?』
『海外に行って、勉強しようと思ってるの。智とは違う国に行く予定。』
『あ、あぁ・・・。そっか。え、じゃぁ、雅くんは・・・?』
『だから、言ったでしょ?友達だって。』
『でも、それでいいのか?』
『いいの。もしも、帰ってきたときにまだ雅が私のことを覚えてて、私がまだ雅のことを気にしてたら、考えるかもね。』
『どれくらい行くんだよ。』
『二年の予定。』
二年間日本を離れて、帰ってきたら告白、か。
俺にはできそうにないな。
未那は、すげーよ。
『言わねぇの?雅くんに。』
『雅が私のことを、好きかどうかわからないでしょ。まだ高校一年生なんだし。』
『そうだけど、彼女とかできるかもよ?』
『かもね。でも、それなら諦める、かな。』


