ずっと、その優しい笑顔で、優しい目で俺を見つめてくれていた。
『智。』
『ん?』
『ありがとう。好きになってくれて。』
『俺だって、こんな最低な男なのに、好きでいてくれてありがとな。』
未那がそっと差し出してくれた右手を、俺はギュッと握った。
ファミレスの中で、向かい合って座っている男女が、静かに笑い合いながら握手してる。
傍から見たら変な光景かもしれなかった。
それでも、そこは俺たちの世界だ。
周りなんか、関係ない。
『未那、もう一度聞くけど。』
『何?』
『未那は今、雅くんのことが好きだろ?』
『・・・・・・』
『今度は関係ないって言わないんだな。』
『今は、友達・・・。』
『俺は年齢とか関係ないと思うけど?未那はかわいいし、キレイだし。』
『なにそれ、もう一度落とそうとしてる?』
『また俺と付き合うか?』
『ん~・・・どうかな。』
二人で笑い合った。
いつぶりだろうか、こうやって未那と笑い合ったのは。


