「え、そんなに!?」
「やりたいことがたくさんあってさ。」
智さんには夢があって、一流のシェフになるんだとか。
その為に、海外に行って、その国の料理を学んでいるらしい。
卒業後は、自分で色んな国に足を運んで独学で色々と勉強していくんだとか。
「未那はもう行かないんだろうけどな。」
「え、未那?」
「そう。んで、その未那はもう帰って来てるぞ。」
もう、帰って来て、る?
「いつですか!?」
「え?」
「いつ、未那はこっちに帰って来てたんですか!?」
「あぁ、俺もさっき聞いたからな。いつとかはわかんねぇけど、でも帰って来てるのは確かだぞ。」
まさか、未那が帰って来てるって・・・。
そんなこと、聞いてねぇ・・・。
ってそりゃそうか。
俺に言う必要ないもんな・・・。
「雅くん。」
「あ、はい。」
「未那のこと好きだったでしょ。」
智さんの口からそんな事を言われるなんて思ってなかった。
智さんは、いつから気付いてたんだ・・・。
「もしかして、今でも?」


